地下鉄「大谷地」から終点の「宮の沢」まで行き、2時間に1本しかないJRバス「張碓」行きに乗りました。
途中札幌市内から一人乗ってき、私で二人目、そして「手稲」で3人が乗車し5人が無事にバスの中で合流しました。
西春香で下車、50メートル位で「ハルカヤマ藝術要塞」の看板。少し登って入口に馬のアートがあり、いよいよ野外美術館に足を踏み入れると思うと少しわくわくする。けものみちと称されている細い悪路を登っていくとやっと「仮者小屋」に到着。ここが案内所のようになっている。必要に応じ長靴も貸し出している。
自然に溶け込んで、そこにあったものか新しく制作したかも定かでないもの、鉄パイプに赤く色付けされた梯子が立ち木に纏わりつくように組んであり実際に登れるオブジェ。マスクが木の枝にぶら下げられたもの、5メートル位直線で地面が掘られていて、中央が深さ3メートル位、階段を下りて行きまた登ってくる、この側溝の壁に黒く塗られた木製のボールが埋め込まれている。周りにも無造作に置かれている。地中階段と言うそうだ。
廃墟化したホテルの壁面にもアートが施されていたり、金網で囲まれた泥田のような場所に、スコップが1本立ててあり「貨幣が埋まっています。自由に掘って下さい。無料。ただし5分以内」という看板が有ったり、木の枝が四方八方に伸びているようなオブジェ、立ち木に赤い鋲が横一直線に何本も打ってあり、数本の立ち木がそのままアートになっていたり、薪がうず高く四方から積まれていて、「薪を割って自由に積んでください」と書いてあり、そのオブジェに参加できるような趣向のもありで受け取る側によって評価は大いに分かれると思われるものも多い。
主催者が意図するところをHPから抜粋してみました。このような思いがあったのを事前に知っておくともう少し見方が変わっていたかもしれません。とにかく、楽しい数時間でした。
この地の荒廃は30年位前、「シーサイドホテル」が営業を閉じたことから始まり、ホテルの最盛期は、石狩湾を臨む絶景の眺望を求める者が数多く訪れ、庭の遊具で遊ぶ親子の賑わいもあったようです。きっと、当時は地域唯一のレジャーランドであり、住民の憩いの場であったのでしょう。
時が経ち、目的が失われた思い出の地に今は訪れる者はいません。この構図は、企業が撤退することや学校が閉校することで、人的・経済的な弱体が因子となって地域・土地が衰退・死滅することと類似しています。
これは、高速性を増す情報化社会における曖昧で非合理なデータの削除と同質であると言えます。
このような悲観的なシナリオに対して、「プロジェクト」は大いに疑問を感じ、反定位(アンチテーゼ)を唱えたのが、本展の始まりです。HPから
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